インプラント治療

CT（コーンビームCT）

歯科治療に特化したCBCT。顎骨の解剖学的形態を3次元的詳細に把握します。 撮影した画像は、専用のソフト（ノーベルバイオケアDTX）によって治療計画の立案、術前のシミュレーション、患者さんへの説明に利用します。

X-ガイド　サージカルテンプレート

事前にDTXにてシミュレーションした計画通りの角度、深さにインプラントを正確に埋入できるよう、すべての症例で最新の手術支援ソフト（X-ガイド）とサージカルテンプレートを使用します。 またナビゲーションシステムにより、術者は3D-CT画像を見ながら（カーナビと一緒）手術を行うことができるため、従来の手法で見ることのできなかった骨の中（神経や血管の走行）をリアルタイムに確認しながら手術が行えるため、より正確かつ安全なインプラント埋入が可能となります。

ノーベルバイオケアインプラント

埋入されるインプラント体（チタン）はメーカーによって性能が異なります 当クリニックでは人体に埋入する材料として最も信頼のおける高品質の材料を提供するため、ノーベルバイオケア社のインプラントをこだわって使用しています。ノーベルは世界で初めてインプラント治療を開始したリーディングカンパニーで、研究論文が多く高品質な材料です。

3Dプリンター

手術前シミュレーションにおいてCT画像をインストールしたシミュレーションソフト（DTX）を用いて最適な治療計画を立案していきますが、難しい症例の場合はさらに3DプリンターにてCT画像から患者さんの顎の模型を作製します。 この模型の寸法精度は非常に高いため、実際の手術を想定して質の高い術前シミュレーションができ、リスクを最小限に抑えることが可能となります。

光機能化

近年、インプラントの素材であるチタンは未開封・未使用であっても時間が経つにつれ劣化してしまい、その結果、骨との親和性・結合性や骨組織の修復能力が落ちてしまうことがわかってきました。 当クリニックではベストな状態でチタン製インプラントの埋め込みを行えるように、使用するインプラント全てを埋入直前に光線を当て、インプラント表面の劣化を除去する「光機能化」を徹底しています。 既にヨーロッパやアメリカの歯顎教育に取り入れられている、世界で標準化しつつある画期的な技術です。

自家血小板含有フィブリンゲル（CGF）を用いた治療

人は怪我をすると出血を止めるため、血液中の凝固因子が刺激されフィブリンという物質が形成されます。これが傷口をふさぐことで出血を止め、さらに傷の治りを促進します。CGFはこの原理を応用した治療法です。患者さんの血液を採取し、それを専用の遠心分離機にかけることで、血小板や成長因子が濃縮されたフィブリンゲルを生成します。 当クリニックではこのフィブリンゲルを骨移植材と混合してインプラント埋入部位の足りない骨増生処置に用いたり、フィブリンゲルを患部に設置し歯周組織の治癒促進を促し、痛みの軽減や感染予防に応用しています。 ※この治療は厚生労働省の許可を取得した歯科医院でしか行うことができません。