日本顕微鏡歯科学会認定衛生士合格
こんにちは、歯科衛生士の丸山です。
4月の顕微鏡歯科学会にて、顕微鏡認定衛生士の試験を受けましたが…
無事、合格することができました!
私は学生の頃、病院実習で初めてマイクロスコープに出会いました。
マイクロスコープを使用し外科治療を行なっていたところを見て、
見えにくい口の中がこんなに鮮明に、大きく見える!!と衝撃を受けました。
マイクロスコープに惹かれた私は、衛生士がマイクロスコープを使える当院を知り、
ここしかない!と思いました。
そして当院で働かせていただけるようになって、まず知ったのが顕微鏡歯科学会認定衛生士のことでした。
衛生士3年目に取得出来ること、長野県ではまだ顕微鏡認定衛生士はいないことを知り、
これを取るために頑張ろう!と目標にしました。
幸いにも1年目の時からマイクロスコープに触れる機会が多くありました。
しかし最初は両目で見ることすら出来ず、あまりにも出来ないものですから目が悪いのかと思い、
眼科にまで行きました。(結局何もなかったのですが…笑)
やっと見えたと思っても、実際動画で確認すると全くピントが合っておらず、
それを見た院長は「人一倍練習しないとだめだね」と…。(この時のことも鮮明に覚えています…)
その時私はこれは出来ないかも、というか出来ないと思いました。
しかし、学生の時からのマイクロスコープへの気持ちと、
マイクロスコープを使っていた衛生士の先輩方のかっこいい姿に、
出来ないままなんて悔しい!という気持ちが勝り、
出来るようにするという一心で練習をしていくようになりました。
院長、先輩方の指導の元少しずつではありますが使うことに慣れ、徐々に皆さんに見て頂きながら、
説明したりすることが出来るようになってきました。
こうして皆さんのご協力もあって、3年目に症例を作り、今年4月に受験することが出来ました。
マイクロスコープは皆さんも、私も、お口の中の見える世界が変わります。
写真で、ここが虫歯です。ヒビが入っています。
鏡で、ここが腫れています。磨き残しがあります。
などなど、私たちから話があっても正直ピンとこないということはないでしょうか。
皆さんに理解していただけられるよう私たちもいろいろな媒体を使い努めていますし、
理解して頂けることも多くあると思います。しかし口の中という非常に見えにくいところで、
そこを説明するほど難しいものはありません。これを劇的に変えることができるのが、
マイクロスコープだと考えています。
虫歯もヒビも、腫れも磨き残しも、一目瞭然です。なぜ治療をしなきゃいけないのか、
なぜ銀歯の中は虫歯になってしまうのか、なぜ予防が大切なのか…
見て頂くことでより理解していただけると思います。
「百聞は一見に如かず」去年の顕微鏡歯科学会のタイトルでしたが、まさにマイクロスコープはこれです。
「見える」というのはとても大切なことです。
私は皆さんに、マイクロスコープを使って今まで見たことがなかったご自身のお口の中を知って頂き、
そして納得して治療の選択をし、より予防の大切さも理解して頂きたいです。
これからもマイクロスコープを使って、見える歯周治療、予防処置で皆さんのお口の中の健康を守っていきたいと思っています。
マイクロスコープでの動画を皆さんにお見せして、皆さんが
「すごい」「初めて見た」「納得できた」などと言って頂けるのが
私はとても嬉しいです。見える凄さを一緒に実感して頂きたいです。