第39回顕微鏡歯科研究会
こんにちは。歯科衛生士の達家です。
少し前のことになりますが、第39回顕微鏡歯科研究会を行いました。
今回はインプラント周囲炎の診査・対応について勉強をしました。
みなさんは”インプラント周囲炎”はご存知ですか?
インプラント周囲炎というのは、インプラント(人工歯根)の周りの骨が痩せてきてしまう病気です。
周りの骨がやせてくると、インプラントを十分に支えることができなくなってしまうので、
揺れてきたり、最悪の場合は抜去が必要になったりします。
インプラントは人工の歯ですから、天然の歯とは全く違います。
天然の歯に比べると細菌に対する抵抗力も低いです。
そのためインプラントは埋入したら必ず一生使っていける歯ではありません。
費用も時間もかけて埋入したインプラントを長期にわたって問題なく使っていくためには、
みなさんのセルフケアと私共がするクリーニングがかかせません。
みなさんがクリーニングに来院された際に、担当歯科衛生士がインプラントの些細な異常に気づき、
早期に対応することによってインプラント周囲炎になるのを防ぐことができます。
今回の勉強会では、どこに着目して診査をするのか。
また、異常を見つけた際にどのような対応や処置が必要になるのか全員で共通の認識ができるように勉強しました。
また、歯科衛生士の丸山よりクリーニングに来院される方への対応について話がありました。
虫歯になっていないかチェックし、歯石や着色汚れを除去することはもちろんですが、
みなさんが来院されてからお帰りになるまでの間に気持ちよく過ごしていただけるような対応を心がけていきます。
受付の小林から保険診療点数改定について説明があり、改定後の追加された内容について確認しました。
みなさんのお口の健康をスタッフ全員でサポートするために、これからも精進してゆく所存です。