第35回顕微鏡歯科研究会
こんにちは。歯科衛生士の丸山です。
先日第35回顕微鏡歯科研究会を行いました。
ドクター小林はセレックを用いたセラミッククラウンの作製を行いました。
精密な修復物を作製する際は、人工の歯と残った歯に隙間が生じない
適合が良いものを装着することが最も重要なことです。
そのため支台となる歯を削っていく際、マイクロスコープを使用し接合部の形を整えます。
マイクロスコープを使用することで、指導する側も受ける側も見てほしいところがしっかり見えるため、
的確な指導が出来ます。
その後光学スキャンにて歯を撮影し、コンピューター上で設計をして作製します。
衛生士一之瀬は、マイクロスコープで口腔内を撮影する練習をしました。
皆さんにお口の中のことを説明する際に、
マイクロスコープで撮影した動画を見ていただくとより分かりやすくなります。
マイクロスコープを覗いて見ている像と、モニターに映した映像を一致させることが意外と難しく、
練習が必要です。(私はピントがなかなか合わず苦労しました…。)
院長より、衛生士達家、助手櫻本、私は精密根管治療について説明を受けました。
当院では精密根管治療を日々行なっています。しかし日本ではまだ根管治療の認知度が低いため、
根管治療の重要性を理解していただけるように説明するのは難しいことです。
理解していただけるように説明するには、沢山の知識を得て、分かりやすくお伝えする技術が必要です。
最後に院長よりスタッフ全員に、高血圧症の方への歯科治療時の対応について説明を受けました。
歯科治療は決して気持ちが良いものではなく、
緊張したり、不安な気持ちを抱えてくることがほとんどだと思います。
血圧が高い方は、こういった環境では血圧の上昇が著しく生じることがあり、
その際にどういった対応を取るかが重要です。
これからも皆さんがより安心して治療を受けられるように努めて参ります。